素材となる羊毛は、ナチュラルカラー（自然色）を中心に数十種類。白系だけでも10種類以上、同じ色でも質によって柔らかいのから硬いのまで２〜３種類をそろえています。これが絵を描く時の絵の具のように、わんこフェルト制作のメインになります。

道具は、ニードル（ちくちくする針）、ペンチ、針金、毛を整えるハサミ、ピンセットです。

まず針金で背骨と四肢となるパーツを作ります。犬の大きさはこのパーツのサイズで調整します。

そして、この針金パーツに羊毛を巻き、絡ませていきます。小さいので、この時点から仕上がりの色合いを考えながら、毛質や毛色の異なる羊毛をブレンドしながら、チクチクしていきます。

また、骨子となる針金パーツは同じ形ですが、羊毛で肉付けしながら骨格を考えつつ、その犬らしいボディラインを整形していきます。

丸刈りにしたような「わんこの基本形」ができたら、目をつけます。

そしてその犬らしいトップコート（被毛）を着せてあげます。顔の細かい毛色の違いや、口を開けている場合は、舌や口まわりを整えながら鼻を付けます。 仕上がりサイズは、体高２〜８センチぐらい、２〜６グラムくらいの手のひらサイズ「わんこフェルト」が出来上がります。